5/09/2013

新緑のキャンプ



 GWに獲得した2連休、前日に思い立ってキャンプをした。新緑の山道を気持ちよくドライブしてたどり着いた目的のキャンプ場は、あと1サイトだけ空いていた。けれどイメージしていたものと違って、そこを後にしてあてなく走り続けた。気になるキャンプ場の看板が出てきたらひとつずつチェックしていこうと言いながら、少し開けた道へ出たら、気付くと正面に富士山が大きく見えた。もうその頃には日も傾いて来ていたし、iPhoneを駆使してのキャンプ場探し。もうどこでもいいよね、という気分で電話をかけたキャンプ場に空きがあったので向かうと、感じのいいおじさんが迎え入れてくれた。他のキャンパーたちよりもすこしだけ高台のエリアへ案内されて車を停めると、その奥のスペースを自由に使っていいよ、とのことだった。僕らは心の中でガッツポーズ。最初に覗いたキャンプ場の、2〜3サイト分のスペースをもらえたのだ。おまけに隣人もいない。さらに到着時間も遅かったので料金もまけてくれた。これって何て言うんだっけ、、と思い出したのは『残り物には福がある』。ササッとテントを設置してから火の準備。キャンプをするのは去年カリフォルニアのビッグサー以来で、ザッツとは一昨年の佐渡以来。七輪でチマチマ肉など焼きながらその横で焚き火を。ビールとワインを飲みながら、他のキャンパーたちが寝静まってもパチパチと焚き火を続けた。翌朝も快晴で、火を熾してからコーヒーを淹れてサンドイッチを。夜までは特に予定も無かったので、結局昼前までゆっくりしてキャンプ場を出た。帰り道に寄った富士浅間神社は、四年前だろうか、1合目からの富士登山のスタート地点だった。あの夏は、1回登ればもう富士山は十分だと思ったけど、その場所へ行くとあの時歩きながら見たものや一緒に登った友人の良い顔が思い出され、また登りたくなった。また登るなら、やっぱり今度も1合目からだろう。