1/26/2015

日記と手紙




1月26日月曜日
 数日前のことだが、写真展のオープニングに来てくれた友人から手紙が届いた。その日のぼくの日記の朗読を聞いて日記を書こうという気になり、ちゃんと伝えていなかった展示の感想をその日の彼女の日記として書き、そしてそれを手紙として送ることにした、とのことだった。こんなにももらって嬉しい手紙、そして展示の感想というのはあまりないと思った。ぼくに伝えるための書き方ではなく、彼女が見て感じたことを自分の言葉で自分だけに書き残しておく目的で(本来は)書かれた文章は、こちらも一種の緊張感と、そして臨場感のようなわくわくした気分を持って読むことができた。どういう形式で返事の手紙を書こうかなあと考えるのも楽しいし、そういう付き合いを続けられたらそれもまた素敵なことだと思う。先日までの写真展に引き続き、「丁寧に」ということを生活の中でもひとつ心掛けることができれば、またぼくもすこし成長できると期待したい。そうして自分の昨日の生活ぶりを振り返ると、いかに雑だったことか。