9/28/2011

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晴れ


 ついに始めてしまった、という感じ。これはブログであってただ自分がノートか何かに書いていればいい日記とは違う。今そこに意味を感じるので始める。というか、そうでもしないと文章を書いていけない。自分の中だけで完結する作業を無言実行でひとり続けていくことができないことに悔しいが気付いてきてしまった。まあ積極的に「ブログ始めました」なんて宣伝する気はないが、ただ可能性としては誰にでも見られるものなので、こういう形にすることで勝手に書いていくことに責任を感じて、そしてちゃんと続けていければと思う。前に、美術作家の永井宏さん(今年四月に亡くなられました)の文章のWSに通っていたことがあって、永井さんは詩や文章を書くことについてこう言っていた
 それは自分が何を見ているのかを確認する作業。自分の記憶の中にあるものはいったい何であるのか、それを取り出す作業。家から駅までの間、ぼんやり歩いていても何かをみている。自分なりの見方がある。同じ道を歩いている100人それぞれに見え方が違う。普段の生活の中で自分が何を見ているのか、何に気がついているのか、何を感じようとしているのか。書くということはそれに気がついていく作業。