4/16/2012

one photographer's style.

 晴れ。ここ2週間くらいでだいぶ暖かくなった。休日の日曜日、ここぞとばかりにビーサンで東京に出かけた。今年もビーサンの季節が来た。が夜すこし冷えた。
 最近ずっと楽しみにしていた展覧会が始まったので観に行って来た。photographerのRiOくんの個展。スケート写真をメインに撮っているフォトグラファーで、“風景の中のスケーター”というような切り取り方が好きだ。人の生活が見える写真にやっぱり惹かれる。RiOくんとは去年一度チラッと会ったことがあっただけで、今日やっと話ができた。いつか一緒に何かできそうとか、きっと同じようなテンポで話ができる人だろうとか、勝手にイメージしてたRioくん像があって、それがきもちよく通じた気がする。展示も、一枚ずつにストーリーがあって、彼のスタイルも感じられてよかった。いい刺激。また近いうちにゆっくり話ができればと思う。
 故障していたカメラ、minoltaCLEをやっと修理に出した。待ち遠しい日々。最近ちょうどブレッソンのエッセー本を読んでいるということもあって、モチベーションは高まる一方。今の時点で自分のやりたいことは大体イメージ出来てきていて、あとはやるだけ。そしてやり続けてゆくこと。「表現することをやめたらいかん」と去年の夏、飲みながらそんな話をしてくれた友人の言葉を思い出す。


 カメラはものごとの「なぜ」に答えるのに適した道具ではない。むしろその問いかけを喚起させるものだ。うまくするとカメラ特有の直感で、質問すると同時に答えを出してくれる。だからこそカメラを手に、そんな「偶然のシャッターチャンス」を求めて、私はあえて当てずっぽうに歩き回って来たのだろう。 ー Henri Cartier-Bresson