3/06/2012

夏はまだだけどそんなに遠くないかもしれない

晴れ、Tシャツ一枚になりたいくらい暑くなった。


 朝目が覚めて雨の音が聞こえるのはうれしくない。朝日が差し込む部屋で一日がスタートしたらいい。日の出よりも早く起きて珈琲でも啜りながら、というのもいい。今朝は大きな雨音を聞きながら。仕事までに降り止んだので助かったけど。昨日着ていたカッパはまだ半乾き。
 最近の活動はあまり知らないのだけど、谷郁雄という詩人が好きだ。永井さんの文章を読むようになった後で谷郁雄さんの本にも出会い、よりいっそう普段の暮らしが意味を持ってきたように思う。格好つけずに、僕も同じように意味を見出したくなった、という言い方の方が近いかもしれないけど。自分の言葉で語る人たちがいる。
 今日の昼間はほんとうに暑いくらいで、昨日までよりもだいぶ軽装になった。頭に巻いていた手ぬぐいを取って顔を拭きながら、このまま次は陽に焼けていくんだなと思ったとき、まだ遠いと思っていた夏を一瞬感じた。そういう瞬間の、何かきらっとする感じが好きだ。