ヨーコさんとコーヒー



 今日、近年一番会いたかったひとりの写真家にお会いすることができた。正確に言うと二年前に一度、あるイベント会場ですこしだけお話をしたことはあったのだが、ちゃんとふたりでお会いするのは初めて。サンフランシスコから東京へ来ていることを知り、すこし無理を言って予定の隙間に時間をつくっていただいたのだ。若気の至り、という言葉に随分助けられているぼくだが、何歳まで大丈夫なのだろう。コーヒーを飲みながらの一時間ほどの会話は、今の自分にはこれ以上無いほどうれしい、ありがたい時間だった。気の多い自分だが、一番やりたいことはこれだ、というのはずっと心に決まっているはずなのに、どうも回り道ばかりしている。まあそのおかげで出会えた人、事がたくさんあるので今まではこれで良かったとして、さて、これから。いくらか視界がすっきりしたような。自分の住む町へ帰って来てから、すこしだけ遠回りをして家まで歩いて帰って来た。高台から見える家々に夕日があたり、すこし冷えはじめた空気が気持ちいい。この気持ちが新鮮なうちに今日のそんなひとつの出来事を書き残しておこうと思った。
 ヨーコさん、ありがとうございました。

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