keep walking in SF


 最近の朝ご飯は大体決まっていて、ベーグルにクリームチーズを塗って、あとはフルーツを。そこにコーヒーは無い。コーヒーを淹れるドリッパー、キャンプ用の小さく仕舞えるバネ状のものを旅をするときは愛用してきたが、宿のキッチンでなくしてしまった。数日前、やけに棚が整理されていたことがあって、その後から見当たらないのできっとそのときにどこかへ行ってしまったのだろう。周りにいいコーヒーショップがたくさんあることが救いだけど、いくつかのロースターの豆は自分でも買って淹れたかったので残念。だから、より一層コーヒーショップへ足を伸ばす理由ができてしまった。
 昨日は、愛知の友人がサンフランシスコに住む友人を紹介してくれ、スムーズに連絡を取り合うことができて、そのひとに会った。しのぶさん。しのぶさんは服を作っている人で、フィリピン系アメリカ人の旦那さんと息子さんと暮らしている。昨日の夜はそのまた友人のお宅へ一緒にお邪魔した。日本人、アメリカ人、中国人、そしてそれぞれのハーフの子どもたちが集い、英語と日本語と、下手な英語(これは僕)と下手な日本語で話が進められるおもしろい時間だった。なにより、久しぶりにそうしてみんなで食卓を囲んでおいしいご飯を食べられたことがうれしい。ここでも僕のzineをみんな興味を持って見てくれた。ひとり名前を忘れてしまったが、京都に何年か住んでいたというアメリカ人の女性は、佐渡島のアースセレブレーションのまだ初期の頃に、僕とおなじく三年続けて遊びに行っていたなど興味深い話もたくさんできて、全員が初対面の場だったが居心地はよかった。そしてさらに、僕の急な申し出にも快く旦那さんと検討してくれ、そして、今の宿の予約が切れるあさっての火曜日から、しのぶさんのお宅に泊めていただけることになった。サンフランシスコにはもうすこし滞在したいけど宿をおさえつづける出費は避けたい、という状況だった僕にとってこれ以上の幸運な出来事はない。いつでも助けてくれるのは友人のつながりだなあと感謝。貴代美さんありがとうございます。
 そんな訳でまだきっと10日ほど滞在するサンフランシスコ、まだ歩いていないエリアはあるし、そろそろバスや路面電車も活用しながら動いてみようかとも思う。昨日みんなと話していたら、一週間半居てまだ一度もバスに乗っていないことに驚かれた。それに今日同じ部屋にやってきた日本人の男の子は、電車を降りたサンフランシスコの東の端からここまで歩いてくるのがすごく遠くて疲れたと行っていたけど、ぼくはそこを往復するのが一日の移動ルートの一部に入っているくらいだから、やっぱりよく歩いてるんだなと実感。そのせいか、すこし膝が痛くなって来た。常にコンクリートの上。これも嫌いじゃないけど。
 もしかしたらジャイアンツが優勝したのだろうか、外から大きな歓声や車のクラクションの音が聞こえてくる、とにかくものすごい喧噪だ。すこしまたぶらぶら歩いて来よう。