meeting friends


 晴れ。一週間間ぶりの相模原の朝。
 フとしたときに秋らしさを感じるようになったが、フとしなければまだまだ夏。こないだ愛知で久しぶりに波乗りしたり朝から夕方まで海にいたら、きのうから顔や肩の皮が剥けはじめた。まだまだ夏を感じるし、僕はまだこれからも夏がつづく、というか何かすこし違う種類の夏がはじまる、というような感覚を持っている。とにかくこの一週間は毎日会いたい人に会う、愛知への帰省だった。もちろんそのほとんどが久しぶりに会う人たちで、変わらない暮らしを続けていたり、新しいことを探っていたり始めていたり、劇的に変わっていたり。変わらない暮らしと言っても、外枠が変わっていないように見えるだけで、内側ではいろんなことがやっぱり動いていることを知った。そして生活スタイルが変わっている場合でも、その人の軸はちゃんとその人の中心に貫かれていることを感じた。こう感じさせてくれるような友人、先輩、先生、そして家族がいることを改めてうれしく思う。それぞれの生活がちゃんと生きている。その中の何人かから本を借りた。きっと僕が読んだらいいだろうとか、その人が僕くらいの歳の頃に読んで影響を受けたからとか、そんな気持ちで貸してくれたのだけど、本ってそういうところがいいなあとしみじみ思う。
 島から山へ移ったSくん。彼の元へは遊びに行けなかったが、ちょうどいいタイミングで電話をくれた。自分の子どもが生まれるということを経験した彼の声や話し方はいつも以上に穏やかで優しかった。僕なんかが話すことは全部理解してくれるような大きさを感じたし、電話越しにもあの独特の味のある視線を感じて、ああひとつ大きな階段を上ったんだなSくん、という印象を受けた。それは僕にとってもうれしいことだった。アメリカから帰って来たら遊びに行こう。きっと彼も僕の土産話をうれしく思って聞いてくれるだろうから。