それぞれの生活の中で試みていくこと




1月11日日曜日

 昨日からLOCALでの写真展が始まった。オープニングパーティも、来てもらいたい友人知人が集まって来てくれて、楽しく和やかな時間を過ごすことができた。どうもありがとうございました。
 今回「展示写真に関連した文章の朗読を行う」と告知していたが、正直に言うとあまり書くことができず、その代わりに、12月の後半から展示開始まで毎日何かを書き、それを朗読することにした。(このブログ上に書いたものとほとんど同じものを朗読した) それが何になるのか、人前で読む価値があるのか、そんなことはわからないが、その時に出来ることをやってゆくしかないという、一種の開き直りのような気分でもある。そして、そんなふうに自信のあることでなくても人前で発表してゆく、ということこそが永井さんから伝えられたことだと思っている。文章の書き方にしても、ぼくはもう本当に永井さんの影響を受けていることは明らかだ。今はそんな真似事のようなことしかできないが、きっと続けてゆけばそこからまた自分のスタイルも生まれると信じてみる。とにかくやり続けてゆくことだと、今は自分に言い聞かせているような感じ。
 以下、ちょうど読み終えた何度も読んでいる永井さんの本のあとがきからすこし抜粋して。


 文章というのは、誰もが持ち得る表現形態のひとつです。自分の気持ちをそのままに表すことでもひとつの作品として成立していくのだということを、この本で示したいとも思います。また、似たような生活の中でもそれぞれの視線や感じ方が違っているということを認識していくこともできますし、日々のなにげない事柄を文章にすることで自分の生活意識を見つめ直していくという作業も生まれていきます。そんな楽しみ方をこの本によって知っていただいて、それぞれの生活の中でも試みて欲しいと思います。ゆっくりとした時間や感覚をそうした作業の中に見つけることができて、それが個人個人の中でどう機能しているのかということを考えていくこともできるからです。
 –永井宏『words』あとがき より