お茶の時間




12月29日月曜日

 iPhoneの中の写真を見返していたら、前日の大きな出来事をひとつ思い出した。夜帰宅すると友人からの荷物の不在表がポストに入っていたので、夜間も空いている郵便局まで車を走らせた。家に帰って段ボール箱を開けると、友人手作りの柿のケーキと、あんびんと呼ばれる沖縄の急須、そして結婚祝いのメッセージが書かれたカードが入っていた。まさにちょうどいい急須を探していたところだったし、沖縄へ行って陶芸をしている彼女が選んでくれたそのあんびんは、すぐに我が家の宝物になった。お茶をこんなに気分よく淹れられたことは今までにない。これからはお茶を淹れる度に、彼らが暮らす土地にすこしだけ思いを馳せることができるような気がする。そこには大きな空や草原があって、すこし歩けば海まで行ける。まだ行ったことがないけれど、きっと彼らはそんな土地に暮らしていて、自分たちなりの生活をつくっているのだ。そんなふうにお茶を淹れることを楽しんでゆけたら、どれほど生活が豊かになるだろう。来年へのひとつの抱負にしよう。